【目次】
「〜がある」という表現を学んだので
ついでにやりまーす
「 位置格+ ki 」(〜にある/いる)
「東京にある家」
「店にいる人」
「ここにあるお酒」
のように
「〜にある〇〇/〜にいる〇〇」
という表現をする場合に
「位置格+ki」が使われます。
位置格(位置の格助詞)の復習はこちら⬇︎
表はこれ⬇︎
◆位置の格助詞
|
e,i,ö,ü
|
a,ı,o,u
|
-母音
-有声子音
|
-de
|
-da
|
-無声子音
|
-te
|
-ta
|
ささっと例文見ちゃいましょー
例文〜
ex)
・東京にある家は小さい。
*ev(家) küçük(小さい)
➡︎Tokyo'daki ev küçük.
(「位置格」の「da」+「ki」)
・バスにいる男が叫んだ。
*otobüs(バス) adam(男) bağır-mak(叫ぶ)
➡︎Otobüsteki adam bağırdı.
・棚にある靴は安い。
*raf(棚) ayakkabı(靴) ucuz(安い)
➡︎Raftaki ayakkabılar ucuz.
こんな感じ!
「ki」は「母音調和」しないので、
どんな形の「位置格」に付いても
「ki」のまま!(有難い、、!)
だから、
名詞に
「-deki/-daki/-teki/-taki」を
付けるだけ!
所有格は使えない?!
「東京にある家」「棚にある靴」
という例文を見てきたけど、
これって日本語的に考えたら
「東京の家」「棚の靴」
っていう表現でも通じるよね。
、、、
これって
「所有」を表す
「AのB」
の形でもいいんじゃん?
って思いませんか?
( 「AのB」に関してはこの記事で⬇︎)
、、、
結論からいうと
ダメらしいんです。
例文を見ましょう。
ex)
・東京にある家は小さい。
➡︎Tokyo'daki ev küçük. ◯
➡︎Tokyo'nun evi küçük. ✖︎
「〜にある」「〜にいる」で表現できる場合は
「所有格」を使った「AのB」は
使えません。
ちょっとややこしいけど、
「位置格+ki」のほうは
「所有」を表していないからかなー。
ex)
・彼の車は新しい。
➡︎Onun arabası yeni. ◯
この文は「所有」を表す
「AのB」だけど、
「彼にある車」とはならないよね。
だから「位置格+ ki」は使われない。
今回の
「位置格+ ki」 の表現は、
ある場所だったり空間があって、
その中にある「存在」を示しているイメージかな。
「所有」とはちょっとニュアンスが違う気がする。
実際にどう使われてんかは知らんけど。笑
まあでもこういう使い分けは
明確なルールを追い求めるよりも、
実際に会話とかで使われている表現を
そのまま覚えちゃった方が早いかもね。
こういう表現ではこれを使うんだー
みたいにね。
日本語とトルコ語は似てるけど、
なんでも日本語の表現を
トルコ語に置き換えようとすると
たまにわけわからないときがあるからな、、、
以上っ!